ゴー宣DOJO

BLOGブログ
高森明勅
2016.6.9 04:28

安倍晋三首相待望論?

安倍晋三氏が再び首相に就任するのを熱望し、第2次安倍政権の
発足を心から歓迎した人達。

彼らは当時、何を期待したか。

尖閣諸島を狙う中国の策謀を挫き、北朝鮮に拉致された同胞を
取り戻し、靖国神社への参拝を復活・
定着させ、河野談話・村山談話を
見直して自虐史観に終止符を打ち、
経済を回復させて勤労者の賃金を
上向かせ、
わが国の自立の為に憲法を改正して「戦後レジーム」からの
脱却を果たす。

それらを実現してくれるか、少なくともその方向に事態を確実に動かしてくれる。

そう期待したはず。

まさか忘れた訳ではあるまい。

ところが今、どうなっているか。

憲法改正への支持率が、政権発足当初と比べて、著しく低落した事実
が象徴的だろう。

NHKの世論調査では、平成25年に「改正が必要」42%
だったのが、
今年は27%に落ち込んでいる。

今年の参院選の争点からも、早々と憲法を除外した。

自立でなく対米依存を深める方向を選び、
憲法改正ではなく解釈変更
でお茶を濁すやり方に舵を切った為、
却って国民の不信感を高める
結果になった。

或いは村山談話を“揺るぎなく継承”した「戦後70年」の安倍談話や、
河野談話を“
不可逆的に”確定させた「負ければ解決!」の日韓合意。

更に靖国神社参拝について安倍氏は、
第1次政権時に小泉首相の参拝
を継承しなかったのと併せて、
2度にわたり中断させたことになる。

どうしてこんな情けない事になるのか。

謎解きは、以前にも紹介した、外務省出身の宮家邦彦氏がしてくれて
いる。

安倍総理は政治家として必要な支持基盤を固める活動をしていると
の言動と、
総理として実際の政策を遂行するときの選択とはしっかりと
峻別し
ておられます」と。

つまり、支持者向けには甘言を弄して気に入られようとするが、
それを実際の政策に反映するつもりは端から無い、ということ。

世間では普通、こういうのを“嘘つき”とか“二枚舌”と言う。

それでも尚、自己催眠的に幻想の中で「不足分の足し算」をして、
懲りずに支持を続けるようとする人達は、最早「愚民」の謗りを
甘受せねばならないだろう。

______________________________

「民主主義という病い」

平成28年7月10日(日)午後1時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

710日(日曜)開催の「ゴー宣道場」のテーマは、

『民主主義という病い』である。

 

『民主主義という病い』は持論・暴論で済まされ

ないように、しっかり名著・哲学書を参考にして描いている。

それゆえ今までの『ゴー宣』よりクールかもしれない。

だが、知識人があまりにデタラメな民主主義論を繰り広げる

ので、このような描きかたをせざるを得なかった。

当日はゲストとして、思想家の東浩紀氏と、

ジャーナリストの青木理氏を招待することになった。

民主主義を論ずるなら、この2人がいかにも適任だろう。

東氏のゲンロンカフェの生中継も入るかもしれない。

当日はもちろん本の感想に留まる話ではない。

現在の政治状況や安倍政権の評価、民進党や野党の評価、

18歳選挙権のことなどを議論しながら、「民主主義」、

あるいは「民主制」について、とことん語り合いたい。

左派系の知識人は安倍政権を「独裁」と言うが、それが

民主主義で選んだ独裁なのだから、否定するのはおかしい。

民主主義大好きな者たちが、安倍政権を独裁と批判すること

自体が論理矛盾なのだ。

それがいかに「民主主義」を考えてないかの証明である。

『民主主義という病い』を読んで、学習してもらい

たいものだ。

710日の「ゴー宣道場」は、参院選の投票日の開催になる。

午前中に投票に行って、参加するのもよし、道場の議論を

聞いてから投票に行くのもよし、民主制のど真ん中で

議論をしようではないか。

「ゴー宣道場」参加応募締め切りは629日(水曜)である。

この日は熱いイベントになるぞ!

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

・迷惑メール対策サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている
・着信拒否サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが着信拒否の対象となっている
・ドメイン指定受信を利用していて、「gosen-dojo.com」のドメインが指定されていない
・セキュリティソフトやメールソフトで迷惑メール対策をしていて、 「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている

reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成28年6/29(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

次回の開催予定

INFORMATIONお知らせ